猛スピードで母は
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猛スピードで母は 著者:長嶋 有 |
「サイドカーに犬」
映画化。
主人公の薫が小学生の時に出会った父の愛人との不思議な関係が綴られていた。
母親が家出した時に家事をするような形で家に来るようになった「ようこさん」。
破天荒な父親は母がいない間に友人を家に招きいれたり、その食事の世話をようこさんにさせたり。
でも薫はそんな変な日常を受け入れて、ようこさんと友達のような妙な親しみを持っていく。
結局母親が戻ってきて修羅場のあと、父親は罪をおかして(泥棒)、離婚。
その不思議な生活を思い出したような物語になっている。
なんだか変な話だと思いつつ、目が離せなかった。
「猛スピードで母は」
第126回芥川賞受賞作。
小学6年生の慎と母の2人暮らしの物語。
ほんの少し変わり者の母と暮らす慎の目から見る日常。
再婚話が出たけれど結局だめになってしまったり、
母の実家に顔を出した時の話があったり、
北海道のM市に暮らすちょっとした日常が綴られているんだけど、
悪くないなーという感じ。
何かものすごく大きな出来事があるわけではないし、
大きな感情の起伏があるわけでもないけれど、
淡々と過ぎる毎日の中で、親子の交わりというか関わりがほどよい距離で書かれていて、
楽しかった。
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